Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

ウイグルのこと

 Akiです。


以前も中国のことを書いて、ウイグルのこと』に触れたことがあります。

tuaki.hatenablog.com

 

また、実際に中国を旅して、イスラム系の人を見かけたこともあります。ウイグル族かどうかはわかりませんが。

 

そんな旅のことを思い出したのでウイグルのこと』について書いてみることにしました。中国は過去、周辺国を侵略し、領土を我が物としてきました。その一つがウイグルであり、中国が侵略してウイグル人の国である『東トルキスタン』を滅ぼしたのでした。

 

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東トルキスタンの国旗) 

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東トルキスタン

東トルキスタンは現在の中国・新彊ウイグル自治区に相当します。東トルキスタンの西はカザフスタンキルギスタジキスタンに接しています。この地域一帯をトルキスタンと称したようで、その東側ということで東トルキスタントルキスタンを英語で書くと、Turkestan / Turkistan。トルコ系住民の国という意味ですね。「トルコ人の (Turki) 土地 (-stan)」を意味するペルシア語に由来するそうです。なので宗教は敬虔なイスラムということになります。

 

1949年 中国共産党東トルキスタンに侵攻し、国は消滅しました。それまでも旧ソ連や中国の国共内戦共産党と国民党)の影響もあり、東トルキスタンは国際情勢に翻弄され続けてきたのですが、ついに中国に吸収され、その名も中華人民共和国新彊ウイグル自治区となったのでした。国がなくなったのが1949年ですから、すでに70年が経過しています。未だに、ウイグルのことが言われるのはひとえに中国による統治が野蛮だからです。最大100万人もの人々が宗教を理由に強制収容されて、ひどい拷問を受けたり、中国当局ウイグル人の携帯電話の使用状況を追跡し、ひげを切るように言われたり、民族衣装を着ないように強制したりしているそうです。イスラム教を学んだり、宗教的な服を着ている場合は、裁判の手続きなしで20年の懲役刑になることもあるそうです。

 

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ウイグルでおきていること)※ネットからの引用


世界ウイグル会議ラビア・カーディルという女性がいます。

 

ウイグル人の人権運動家、実業家で、中国支配下新疆ウイグル自治区で実業家として成功し、中国人民政治協商会議委員を務めるなど、ウイグル人を代表する著名人として知られたが、民族問題に関する政権批判で失脚し、1999年に国家機密漏洩罪で逮捕、投獄された。2005年にアメリカ合衆国へ亡命した後は、世界ウイグル会議の議長として、中国におけるウイグル人の人権擁護を訴える活動を行っている・・・だそうです。

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 (ラビア・カーディル)※ネットからの引用

 

この人、たまに日本に来て講演活動を行っています。それで靖国神社への参拝も行いました。「靖国は民族英雄の地であり、私はここにきたことを誇りに思う」と言ってました。靖国がらみだと、戦犯の合祀とか、中国、朝鮮からの反発とかで、日本国内はもめるのですが、ラビアはまったく意に介さない。中国が嫌がることを徹底的にやるのです。

その姿勢は強烈な民族意識の表れだと思います。

ウイグルには国もなく、民族浄化の対象になってしまって、今はその存在を国際社会に強力にアピールしなければなりません。その悲痛さからすれば、靖国参拝などで近隣国に配慮しつづける日本の姿勢は歯がゆいものに映ったのではないでしょうか?

 

ウイグルのこと(終わり)