日本人ゲイのAkiです。
ベトナム人の彼氏と何度も会って、いつもいっしょに食事をしています。ベトナム料理というとフォー、ブンなどの麺類とか、あるいは生春巻きなど健康的であっさりした料理が多いです。なので日本人の味覚にもあうようです。
(ベトナム麺)
(ハム?)※彼氏がこれはハムと言ってました。本当かな?
(どうみても天津甘栗)
あるいは、バインミー(フランスパンのサンドイッチ)のように路上の屋台で買って、歩きながら食べるものもあります。やはりフランスの植民地だった名残りで、パンは本当においしくて、ちょっぴりおしゃれです。しかし、彼氏のTuにいくら誘われても絶対に食べない料理があります。それは、犬肉料理とチュンビロン(Trứng vịt lộn)です。やっぱり犬は食べられません。チュンビロンは、孵化前のアヒルの卵を茹でたもので、生えかけの羽毛やくちばしなどが混ざっていてこれらをぐしゃぐしゃ混ぜながら食べるのだそうです。彼氏が言うにはおやつ替わりに、路上の屋台で買って食べるのはごく普通なのだそうです。
”ほら、そこの屋台で売ってるよ、食べる?”
と彼氏が言うのですが、Akiは断固拒否します。意地悪なTuはAkiがきらいなのを知ってわざと言うときもあります。また、犬のほかに猫肉も食べるらしいです。ネコ好きのAkiとしては、これを聞いたときショックでかなり落ち込みました。彼氏は、僕が食べるのは犬だけだよ、ネコは食べないから安心して、と言いました。
だけど、犬は食べる。
(ベトナム犬)
文化、習慣の違いなので、とやかく言うつもりはありませんが(逆に日本人は鯨を食べますが、ベトナム人は食べませんので)、いくらベトナムが大好きで、彼氏がベトナム人であっても食の違いはいかんともしがたいものがあります。Akiの体が受け付けないのです。いつか彼氏と一緒にベトナムに住むことを考えていますが、この『ベトナムの食』の問題が意外と大きいように思えてきました。
ベトナムの食(終わり)