Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『歴史』『科学技術』『仕事』そして『大事な彼氏』のこと

会社員であるということ

日本人ゲイのAkiです。

 

 

 

会社員を長いことやっていて思うことがあります。
あるべき理想的な会社員の姿は、『江戸時代の藩士ではないか、ということです。
※たぶん、ほかでも書かれたり、言われたりしているとは思いますが

江戸時代は『幕藩体制』といって、江戸幕府と地方の藩で成り立っていた体制でした。その藩に所属する藩士が今の日本の会社員の原型ではないかということです。要するに殿様が社長で、ご家老が役員(重役)、その下のお奉行が部長、その下が普通の武士で、管理職(課長とか係長)、足軽は一般社員。なぜかぴったり合うようにAkiには思えるのです。藩士はお殿様から俸禄(お米)をもらい、忠誠を誓います。それで大過のないように勤め、日々平穏に過ぎることを善しとしました。途中で藩から抜けることなど考えにもおよびませんでした。というのも、戦国時代は主君を変える行為は一般的だったそうですが、江戸時代に入ると家臣の身で主を見限るものは許されない風潮が高まり、法的な手続をとることなく無断で脱藩した場合は、家名は断絶・闕所、本人が捕らえられれば場合によっては死刑にされたそうです。(一部ネットからの引用)

この感覚、会社を辞めて、転職するときと少し似てませんか? 

もちろん、今、退職(脱藩)したからといって死刑になることはありませんが、Akiが前の会社を辞めたときは周囲の冷たい視線にさらされました。Akiは研究者、技術者で、戦前からある大きなメーカー(製造業)に勤めていたのですが、退職はあっさりとはいきませんでした。『裏切り者』を見る目にさらされたのです。Akiの考えすぎかもしれませんが、今まで給料(俸禄)をもらって、会社に身も心もささげてきたのに、なぜここで辞める(脱藩)のか。個人の想いとか、希望とか、あるいはやりたいこととか、それらはすべて個人的な事情であって、それは会社(藩)の為には我慢すべきだ、という空気でした。なので辞めた後も、その空気感が心の中に残っていてちょっとしたトラウマになりました。こんな風潮は今はもう廃れているとは思うのですが、Akiが今、勤めている会社でも、まだ会話の折々に会社への忠誠や、御恩と奉公みたいな言葉が飛び交うときがあります。

そんなとき、Akiは江戸時代の体制がしぶとく残っているな、と思うのです。江戸時代のあと、明治があって、大正、昭和、平成、そして令和と時代が過ぎているのですが、基本は今でも江戸時代なのではないかと思うのです。江戸時代は265年続きました。この265年という長い時間をかけて実は今の日本が形成されました。江戸末期、幕府が瓦解し、明治維新が行われ、そして武士がなくなって、その後いろいろな戦争があって、最後の第二次世界大戦の後、日本は民主化されて生まれ変わりました。ということなのでが、思えば明治維新から今日まで、まだ150年あまり。江戸時代の265年という長さに比べればまだ短い期間です。だから、今でも意識は江戸時代のままということなのかもしれません。

しかし、この意識があったからこそ、今の日本の国柄があり、今の発展があった、とも言えます。

Akiは前の会社を辞めましたが(脱藩しました)、やはり転職先の今の会社でも表面上は会社の為に働いて、会社の為につくしています。

 

『会社員であること』、ときどき息苦しくなるけど、それでも日本人だから、『武士は食わねど高楊枝』みたいな痩せ我慢の意識、武士道精神もきっと大事なんだろうなとAkiは思います。

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会社員であるということ (終わり)

 

PS. ベトナム人の彼氏は毎年転職しています。動機は単純でお金と自分自身のスキルアップの為です。みごとに行動に移しています。日本とベトナムとの違い、を考えるといろいろなことが浮かび上がってきます。日本人としては痩せ我慢も大事。でも、もっと自分にあった働き方ができないか、考える今日この頃です。