日本人ゲイのAkiです。
最近、Akiがニュース記事とか読んでいて感じたことです。
『環境少女』とは、スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16歳)のことです。グレタは2018年8月に15歳の時にスウェーデン語で「気候のための学校ストライキ」と言う看板を掲げて、気候変動対策をスウェーデン議会の外で呼びかけるという学生時代を過ごし始めたことでよく知られるようになり、ニューヨークの国連本部で2019年9月23日に開催された「気候行動サミット」での国連演説が話題となっています。
その国連演説は、感情的で、「あなたたちが話しているのは、お金のことと経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!」と、いならぶ各国首脳らを叱責する内容でした。「気持ち悪い」「違和感が拭えない」「こんな表情は異常」「ナチスと繋がっている」などというエモーショナルな反応や批判があったようです。確かに、映像を見ると、Akiもあまりいい印象を受けませんでした。彼女はアスペルガーだそうです。
一方、『ジョシュア』は香港の雨傘運動の指導者(23歳、男性)で、今も香港の自由を守ろうとデモを主導しているジョシュア・ウオンさんのことです。中国名は黄之鋒(こう しほう)、中国人というか香港人なので、ジョシュアという英語名を名乗っています。香港はイギリス統治の時代が長かった為、本来の中国名のほかに英語名を名乗るのが一般的だからです。
1996年10月13日香港生まれ。ジョシュアが16歳のとき、2012年7月29日に教員・学生・保護者ら3万2,000人を動員した香港政府への抗議デモを開催し、9月7日、ジョシュアは香港政府庁舎前で再び抗議集会とハンガー・ストライキを行い3万6,000人を動員しました。いわゆる香港の雨傘運動です。そして、今も香港でデモを行っています。ジョシュアは幼少時ディスレクシアだったそうです。
このふたり、『怒れる少年少女』、という印象をAkiは受けました。
当然、賛否両論あるでしょうが、彼らの行動力と純粋な感情(今のままではいけない、今が行動すべきとき!)は尊重すべきだと思います。グレタの環境に対する姿勢は先鋭的で、科学的根拠にもとづいた主張なのかも不明です。でも、地球環境を良くしたいという気持ちは正しいと思います。一方、香港のジョシュアは、中国に香港が飲み込まれて自由が失われるのがいやで16歳から抵抗活動を始めました。自由を求める気持ちはやはり素直で正しいと思います。当然の感情です。
しかし、地球環境の話、それは実に難しくて、ややこしくて、排出される二酸化炭素の問題などでは世界の地域での格差、政治状況などが障害となって進んでいないというのが実情だと思います。一方の香港。すでに、28年後には中国に完全に飲み込まれ、自由が失われることが決まっています。この状況の中で香港独自の『自由』や香港独立ができるかと言えば、やはり非常に難しい。いずれも感情やセンチメンタリズムが入り込む余地がまったくない領域なのです。
しかし、将来を真面目に真剣に考える少年少女にしてみたら、生まれた社会が、このようにどうしようもない状況では『怒る』ことしかできないのかもしれません。
Akiは彼らの運動を見ていてそう感じました。
環境少女とジョシュア(終わり)