日本人ゲイのAkiです。
ブログ、『ゆとり世代 AQUAの日記』を読みました。
AQUAさんのブログは、よく整理されていて、非常にわかりやすい文章なので感心しながらいつも読んでいます。 今回、なるほど、と思うところもありましたので、そのブログを参考にさせていただきながらAkiも書いてみることにしました。
それは「内向型」と「外向型」人間についてです。
AQUAさんのブログとその引用によれば、内向型と外向型の違いは以下だそうです。
内向型➡自分の内側からエネルギーを充電できる
外向型➡自分の外側からエネルギーを充電できる
外向型は社交的に人と関わって充電することから、現代の日本社会では非常に生きやすいのに対し、一人の時間と空間で充電する内向型は、社会ではマイナスな評価を受けることが多い、ということだそうです。なるほど、です。
(ベトナムのレストラン) ※内向型のAkiはなかなか一人では入れません
自分はどうなんだろうと思い返すと、AQUAさんと同じ内向型ですね。自分の内側からエネルギーを充電しつづけてきました。それは本を読んだり、人の話を聞いたり、一人旅をしたり、そして、やはり自分一人でじっくり考えてみたり、ということでした。社交的に人と関わることは正直苦手です。そのせいで、ほかの人を怒らせたり、まずい雰囲気にしてしまったりと、いろいろやらかしてきました。それで自分がなんとも思わなければいいのですが(図太い神経を持っていて)、Akiの場合、そうではなく、やらかすたびに自己嫌悪にさいなまれました。今まではそんなことの連続だったと思います。そして、それは今でもたいして変わっていません。
でも、内向型であることは悪いことばかりではないと思っています。ずうっと知識を蓄えて、自分だけで考えてゆくと、人が考えないことを思いつくことができるからです。それはあたりまえのことですが、内向型なので自分ひとりで考えるからです。こうして、自分の内側からエネルギーを充電して、それをOUTPUT(放電)すると、すぐ無くなってしまいますが、そのエネルギーの質は非常に価値が高いように思います(オリジナリティーや独自性があるという意味で)。そして、そのエネルギーは、おそらく社会で評価されるものになるでしょう。ただ、内向型は充電期間が長いので、その間、ずっと周りから白い目で見られるのですが。
内向型のAkiはそう信じています。
少しというか、かなり話が飛躍するかもしれませんが、日本は江戸時代、ずっと鎖国をしていました。海外との通商を絶って、内向きに社会を熟成させていきました。その結果、世界の中でも非常にユニークな文化、国柄の日本ができあがったと思います。その江戸期の蓄積されたエネルギーの放出が、明治以降、大正、昭和の繁栄(経済大国日本)まで続いたように思えます。でも、その放出は間もなく終わるので、再び内向きになって、じっくりとエネルギーを蓄える時代に移るのではないか、と思っています。今、日本の経済規模は世界3位ですが、4位、5位と、もしかして落ちるかもしれません。でもそんなことにあせることもなく、日本は日本らしく内向きになって力を蓄えればいいのではないかと最近思います。それで次のエネルギー放出の時代には、もっとユニークで、もっとすばらしい日本が現れるように思います。
社交的で世渡り上手だと生きるのが楽ですが、内向きになる時代は間もなくです。なので、そのとき内向型人間は貴重な存在になるのではないでしょうか。
内向きであること、それには『人とは違った考えを持つことができる効用』があるとAkiは思っています。
内向きの効用(終わり)