Tu&Aki’s Couple Life

ゲイが考える『ベトナム』『アジア』『海外旅行』『日本』『仕事・働き方』そして『大事な彼氏』のこと

転職について

日本人ゲイのAkiです。

Akiは一回転職しています。転職と言っても、会社が変わっただけです。元々技術系なので、技術者としての立場は変わりません。なので、”転社” と言った方が正しいのかもしれません。転職する理由として、いろいろあると思うのですが、例えば、人間関係、パワハラ、セクハラなど。ある上司が言ってました。”どんなに仕事がきつくても、人間関係が悪くなければやっていける”、と。また、別の上司が言ってました。”人間関係の悩みなんて、どこの会社にもある、転職したところで、そこでまた同じことがあるさ”、と。人それぞれの事情があるので、一概には言えないのでしょうが、二人の上司の意見はいずれも正しいのでしょう。おそらく、人間関係の悪さはある程度、受け入れつつ、自分が合わせてやっていくしかない、ということだと思います。でも、ものには限度があるので、その為に体調が悪くなったり、メンタルがやられたりしたら、もう会社は辞めるべきでしょう。自分の健康が第一ですから。しかしAkiの場合、転職の理由は人間関係でもなければ体調不良でもありません。自分が携わってきた商品開発プロジェクトがうまくいかなかったからです。そしてそのプロジェクトチームは解散しました。そのあとも違う開発の仕事に就いたのですが、Akiの専門とはまったく違う領域で、正直つらかったです。技術系の場合、専門的にやりすぎるとつぶしが効かなくなるんですね。それで転職しました。しかし転職した先で自分の専門が生かせたか、というとそんなに世間は甘くなく、Akiは、新しい会社の業務内容に合わせながら、まったく新しい領域で一から勉強しなおしました。Akiは現実の厳しさを知りました。それでなんとか今までやってこれました。今の会社でも、転職して中途入社で入ってきたり、逆に辞めたりする人がいます。それぞれの人生なので、がんばってね、としかAkiには言えません。また、月並みですが、体だけは大切にと思うのです。ベトナム人彼氏のTuは、人間関係がどうだとか、あまり言いません。これは割り切っているみたいです。からっと乾いていて、給料と、自分のキャリア形成に役立つか、それだけが転職する際の判断基準のようです。ある会社で勤め上げる、という考えはまったくないのです。Akiもどちらかと言うと、人間関係は気にします。じゃないと、気持ちよく仕事ができないからです。しかし、べたべたの上司ー部下の関係は、正直へどが出ます。なので上司にへつらうYESマンを見ていると、こうはなりたくない、と思うのです。それで、最近、もう少し自分にあった働き方ができないか、と考えています。会社に従属するというのがAkiにとって、というか誰でもいやなのでしょうけど、性に合っていません。みんな我慢しているんだから、と自分に何度も言い聞かせてやってきましたが、もういいかな、と思うのです。会社が今まで育ててくれたのだから、恩返ししなくては、と言う人もいるのですが、実は、Akiはこれっぽっちも会社に恩義は感じていないのです。むしろ、生活の糧を会社に握られ、そのために大事な人生を、たかが会社に左右されたくないのです。

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(分岐点)※ネットからの引用

それで、もうそろそろ潮時かな、と思ってベトナム人の彼氏のTuにAkiの転職について相談したことがあります。

”いいんじゃない、転職しちゃえば”
”Akiはベトナムへ来ればいいよ、日本人なんだから日本語を教えればいい”

という簡単な答えでした。あまり相談にはなりませんでした。
なにせベトナム人のTuは毎年転職しているので。

Akiの理想とする働き方は、複数の会社で一定時間だけ勤務し、掛け持ちでやることです。こうすることで一つの会社に身も心もささげることはなくなるでしょう。才能がないことはわかっているので起業する気はありません。少しだけ、自分の人生を自分でコントロールしたいだけなのです。

 

転職について(終わり)